■開催場所:国立新美術館
■開催期間:2019年1月18日(金)~4月1日(月)
■開催時間:10:00-18:00
■休館日:毎週火曜日
■引用元:http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/Ikemura2019/
セクション 5の「少女」には、ぼんやりとしたシルエットで描かれた少女が、伏せていたり、猫を抱いていたり。成熟への不安や、大人への目覚めが感じとれます。90年代のイケムラを代表する作品です。
高さが3メートルを超える巨大な彫刻は、セクション 8の「うさぎ観音」。東日本大震災を経て、人々への祈りを形にしました。人が入れそうな内部の空洞は、胎内をイメージさせます。
セクション 14「メイント・モリ」は、「死を思え」という意味のラテン語です。朽ちて自然に還りつつある、女性の亡骸の彫刻。生命の循環は、展覧会を通したテーマでもあります。
セクション 15「コスミックスケープ」は、新しい作品です。2010年代からイケムラは、大画面の山水画を描いています。最新作《うねりの春》は、明るい色彩で命の芽生えを表しました。
イメージが繋がっていくような構成で、各所にイケムラによる言葉も記されています。空間構成が作品の世界観を的確に支えており、現代美術に不慣れな方も、見る方それぞれの感性で楽しめると思います。
展覧会はスイスのバーゼル美術館との共同企画。東京展を再構成し、5月11日(土)~9月1日(日)にはバーゼル美術館に巡回します。
○国立新美術館
所在地 | 東京都港区六本木7-22-2 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
交通 | 東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結) 都営大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分 東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から 徒歩約5分 |
URL | http://www.nact.jp/ |