asuka kaneko

「記憶 / reminiscence」をテーマに、⼈間ならではの思考と感情の⾏き来に着⽬し、そのレイヤーによって”現在の⾃分”を可視化することを試みています。

今ここにいる⾃分は過去のあらゆる蓄積から存在していますが、思考に⻑けた⼈間は「記憶」を操作することができます。上書きしたり、作り替えることができる。
また、感情に豊かな⼈間は「記憶」によって⼼がポジティブにもネガティブにも揺れ動きます。消したいけれど消えない、消したくないのに消えてしまう。その光景は、思考と感情を共に働かせながらも、記憶というものに翻弄されているようにも感じます。そんな⼈間の不器⽤さが愛しく、作品を通して「記憶は⾃⾝を投影するものである」と認識し受け⽌めることで、⾃分に還ることができたらという願いを込めて制作しています。

1990年:埼⽟県⽣まれ
2013年:東北芸術⼯科⼤学 デザイン⼯学部 建築・環境デザイン学科 卒業
2013年-2019年:空間設計・教育・IT業界でディレクターとして活動
2020年:フリーランスディレクターとして活動
2022年:作家活動を開始

グループ展

2022年
「my colour」(東京・gallery201)
「なないろ展」(東京・⽉ノ出画廊)

受賞歴

2022年
・第10回 2022年美の起原展 ⼊選

作品